CBDを薬を処方されるように病院で処方されるようになるのか?
リラックス効果や安眠効果、痛みを和らげるなど病院で処方される薬のような効果があり、近年注目を集めているCBD。
医療目的で、CBDが病院で処方される日もそう遠くないかもしれません。
そこで、今回は既に病院でCBDの取り扱いを行っているイギリスがどのようにCBDを処方しているのかをイギリスのCBDサイトCBD4 beginnersを参考に紹介していきます。
イギリスの病院でのCBD処方状況
昨今、CBDの研究は徐々に進んでおり、薬を使わない代替医療としてCBDを取り入れることを認める国も増えてきています。
また、CBDオイルを含めて多くのCBD製品がオンラインなどで手に入れることができるようになっています。
しかし、イギリスでは、オンラインだけでなく、医者からCBDを処方してもらうという方法によって、より強力で効果があるCBDを入手することができます。
イングランドとウェールズの法律では医師が「大麻ベースの医薬品」を処方することが許されています。
そして、イギリスの現在のガイドラインの元ではCBDなど、カンナビジオール含有製品を処方できるのは、医療評議会の専門医のみであると述べられています
医師からCBDを処方してもらうには、それに見合った病気の症状だと医師から認められなければいけません。
イギリスでは、医師がCBDを処方することは一般的ではありませんが、通常の薬だと効果がない場合や症状によってはCBDが処方されるケースはあります。
どのような場合にCBDは処方されるのか?
従来の治療法では改善が見られない成人患者に対して
近年の研究によってCBDが薬などを使った、従来の化学療法による症状を軽減するのに役立つかもしれないということが明らかになってきました。従来の化学療法は体に害を与え、倦怠感や全身の痛みを引き起こす可能性があります。
そのため医師は、従来の治療の副作用で苦しんでいる患者や、従来の治療法では改善の余地が見られない患者に効果があり得るCBD製品を処方する場合があります。
重度のてんかんを患う子供に対して
子供が重度のてんかんを患っている場合、CBDを処方される可能性があります。CBDの研究では、早期の段階で、CBDがてんかんの症状を軽減するということが明らかになっています。
現状の薬では、てんかんに効果がない場合があるため、重度のてんかんを患う子供には、CBDで治療することを勧められる場合もあります。
CBDを処方されるには?
CBDが治療薬として医者から始めに提案されるということはほぼありません。ガイドラインでは、医師はまず従来の薬を患者に処方する必要があると述べられているからです。
たとえば、化学療法によって副作用が生じてしまい、医師のところに行ったとすると、医師は症状を緩和するためには、従来の薬を処方します。
しかし、薬の効果が期待したほど効果的でなかった場合は医師と相談の上、CBDベースの薬を処方される場合があります。
しかし、CBD製品に関する研究はまだ浅く、CBDの効果や安全性を示す根拠は不十分であるため、CBDの処方に対しては消極的な医師も多いのが現状です。
まとめ
今回は、イギリスの病院でどのようにCBDを扱っているのかをご紹介してきました。
まだ、安全性や効果のエビデンスが不十分なCBDに対してはイギリスの医師もCBDを医療の一部として取り入れることに対しては、慎重であるようです。
日本でも近々、CBDが病院などで取り扱われる可能性もあるので、引き続き、CBD先進国の動向には注目していこうと思います。