不安の軽減、美肌効果、不眠症の解消など、様々な効果があり、あなたの生活を豊かにしてくれるCBD。
しかし、CBDには副作用があることも明らかになっています。
悩みを解決するためにCBDを使って副作用に悩まされる・・・それって本末転倒ですよね?
ここでは、CBD先進国でもあるイギリスのCBDサイトCBD4beginnersを参考にCBDの副作用について解説しています。
どうぞ最後までお付き合いください。
CBDの副作用について
病院などで処方される薬と比べて、比較的軽いと言われているCBDの副作用。
しかし、CBDの様々な副作用が報告されています。
現在、分かっているCBDの副作用は次のとおりです。
【CBDの副作用】
・食欲の変化:CBDを服用し、食欲が増した、もしくは減ったという報告があります。効果は投与量に依存します。
・気分の浮き沈み:CBDはセロトニンと相互作用し、気分の不安やうつ病に対して効果的であると言われています。しかし、CBDのこの作用により、急に気落ちしたり気分が高揚したりと気分の浮き沈みが激しくなるというケースが報告されています。
・めまい:CBDは血圧を微量に下げることがあります。その結果、めまいや立ちくらみを感じることがあるようです。
・眠気:CBDは不眠症に対しても効果的だと証明されています。しかし、摂取するタイミングによっては、当然、起きていなければならない場面で眠気に襲われてしまう可能性もあり、その場合は副作用として作用してしまいます。
・のどの渇き:CBDを使用すると唾液の分泌に影響を与える可能性があるという研究結果が報告されています。これにより、口の中が乾燥し、喉が渇いたと感じる可能性があります。
・心拍数の上昇:CBDは心臓に作用すると言われています。特にTHCは心拍数を毎分20〜50拍増加させます。
したがって消費されたCBDにTHCが多く含まれている場合、心臓の心拍数を大きく上昇させる可能性があります。これは、THCが多く含まれる製品を避けることが重要であるという理由の一つです。
嘔吐、下痢、吐き気は混合物によって引き起こされる
嘔吐、下痢、吐き気はCBDの成分による副作用ではなく、CBDに含まれる混合物によるものであるとされています。
例えば、CBDオイルの場合、混合物として、ヘンプシードオイル、ココナッツオイル、オリーブオイルなどが考えられます。
一般的にCBDは吐き気などを軽減してくれる効果があるとされています。
しかし、混合物が粗悪である場合はそれらが、吐き気などを催すことがあります。
したがって、CBD成分そのものだけでなく、混合物が副作用を引き起こしてしまう可能性もあるということを覚えておきましょう。
その他の副作用【妊娠・肝臓への影響】
上記以外にも妊娠・肝臓への副作用についての研究も報告されています。
妊娠への副作用
妊娠に対するCBDの副作用の調査によると、CBDを摂取することで、胎盤における薬の透過性(吸収率)を上昇させると可能性があるということがわかっています。
これは、妊娠中に何らかの薬を服用している場合、CBDがその効果を強くし過ぎてしまう可能性があるということです。
したがって妊娠中に薬を服用しながら、CBDを摂取すると、胎児に何らかの影響を与えてしまう可能性があります。
また、アメリカの小児科学会の報告によると、マリファナは胎児や乳幼児に影響を与えると発表しています。
マリファナは、THCという気分を高揚させる成分を主成分としています。
このTHCが胎児や乳幼児に影響を与えるのではないかと現時点では考えられているよう。
そして、CBDにも微量ではありますが(日本ではTHCの含有量は0.3%以下と決められている)、THCが含まれています。
したがって、妊娠中は胎児への影響を考えて、CBDは摂取しない方が無難であると言えるでしょう。
肝臓への副作用
肝臓への副作用も報告されています。
しかし、エビデンスが不十分であるため、肝臓への影響に関しては疑問視されています。
2015年にFDA(アメリカ食品医薬品局、”Food and Drug Administration”の略)が唯一、承認したCBDを使って肝臓への副作用が調べられました。
この研究はてんかん持ちの137名を対象とし、3か月にわたって行われました。
この研究では、1名の被験者の肝臓への異変が確認されました。
しかし、副作用が確認されたのはたった1名のみで、研究結果の証明としては、明らかに不十分です。
また、別の研究では、マウスにCBDが与えを与えるという実験が行われました。
この実験でマウスの肝臓には異常が起きています。
しかし、使用されたCBDには、神経毒であるヘキサンが含まれていました。
また、使用された容量も、推奨用量の100倍だったのです。
これら二つの実験はCBDと肝臓の副作用の関連性を表すには不十分であると言えます。
したがって、CBDが肝臓に対して影響を与えるかどうかは今のところ、はっきりとは分かっていません。
しかし、今後の研究によっては、CBDが肝臓に影響を与えるという結果が現れる可能性もあるため、肝臓に疾患がある方はCBDの使用は控えた方がよいでしょう。
薬との相互作用
CBDは他の薬とも反応し、その効果を減少または増加させる相互作用を起こす可能性があることがわかっています。
CBDの影響を受ける可能性のある薬は次のとおりです。
- 麻酔薬
- 抗生物質
- 抗うつ薬
- 抗てんかん薬
- 抗ヒスタミン薬
- 抗精神病薬
- HIVの抗ウイルス剤
- 交感神経β受容体遮断薬
- 血液希釈剤
- カルシウム拮抗剤
- 化学療法薬
- 鎮静剤
- ステロイド
上記の薬を服用している場合は、CBD製品の使用を開始する前に医師に必ず相談してください。
また、緑内障にかかっている方も、眼圧を上昇させる可能性があるため、CBDを摂取すべきではありません。
CBDの副作用を回避するためにすべきこと
ここからは、CBDの副作用を避けるための方法をお伝えします。
低用量から始める
ベストなCBD服用量を知るために、摂取量は少な目にすることを心がけましょう。
CBDは摂取量によって、正反対の効果が現れると言われています。
たとえば、不安を和らげるためにCBDを使用しようするとします。低用量であれば、不安を和らげることができるでしょう。
しかし、服用量が多すぎると逆に不安を強く感じてしまい、事態を悪化させかねないのです。
このように、低用量の服用では、ポジティブな効果があったとしても、服用量を増やすことで、全く反対の効果を引き起こしてしまうという場合も考えられるのです。
したがって、CBDの適切な服用量を見極めることは非常に重要です。
常に低用量の摂取から始め、そこから徐々に服用量を増やしていき、ベストな服用量を見つけるようにしましょう。
信頼できる製造元から購入する
CBDの品質は、販売・製造元によって大きく異なる場合があります。
アメリカで行われた調査によると、調査の対象となったCBD製品の3分の2が実際の成分とは異なる表記のラベルが貼られていたということがわかりました。
具体的な例では、ある会社のCBDのラベルの表記ではTHC含有量が0.3%未満であると書かれていました。しかし、実際にはそれ以上のTHCが含まれていたのです。
0.3%以上のTHC含有量を持つCBDを摂取することは、アメリカでも日本でも違法です。
また、製造元によっては安価な麻を使用して質の悪いCBDを販売しています。
CBDは麻から抽出されます。この麻が安価であれば、そこから摂取されるCBDの質も下がると言われています。
また、麻は貴金属や農薬などを非常によく吸収します。
しかし、そのような有害物質を多く含んだ麻から摂取されたCBDには当然多くの有害物質が含まれていると考えられます。
したがって、信頼でき、実績のあるCBDの製造・販売元から購入するということが副作用を避けるという意味においても有効だと言えます。
また、成分分析証明書も必ずもらうようにして、自分自身で内容を確認してからCBDを使うようにしましょう。
医師に相談する
現在、何らかの薬を服用中の場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
しかし、かかりつけ医がCBDに関して詳しくなく、明確な回答を得ることができない可能性もあります。
その場合は、CBDを処方した記録のあるクリニックなどを調べてセカンドオピニオンとして別の医師に相談してみると良いでしょう。
まとめ
今回はCBDの副作用に関して解説してきました。
今回ご紹介してきたことをきちんと守っていただければ、副作用に悩まされることなく、CBDはあなたの人生をより豊かなものにしてくれることでしょう!
ぜひ、副作用には十分気を付けながら、楽しいCBDライフを送ってくださいね!