【1000mgのCBDとか見るけれど……】濃度が高すぎるCBDは危険?高濃度CBDの危険性について

CBD製品にはVapeタイプやオイル、バスボムやグミなど様々な種類があります。

種類もさることながらCBD濃度も製品によって異なり、濃度が低いものからとても高いものまでが販売されています。

では、CBDは濃度が高ければ高いほど効果を実感できるのでしょうか?

また、高濃度のCBDは吸いすぎると身体に副作用が出る危険性はないのでしょうか?

CBD製品が流行っている割にそれに関する情報はまだ多くないので、このような疑問を持っている人はたくさんいると思います。

今回の記事では高濃度のCBDの危険性や副作用、注意点などについて紹介します。

気になる人はぜひ最後まで読んでみてください。

CBDの濃度と含有量の違い

CBD製品のラベルや販売サイトを見ているとその製品にどのくらいCBDが含まれているのかが記載されていると思います。

その際に、CBD濃度という表記とCBD含有量という記載があるのですが、これらの違いはご存知でしょうか?

似たような言葉ですが意味は大きく異なります。

まずはこの2つの言葉の違いについて説明します。

CBD濃度と含有量

CBD濃度とは、液体の中に含まれるCBDの[割合]を示す表記です。

全体の量が100mlで10gのCBDが含まれている製品の場合、CBD濃度は10%となります。

これに対して含有量は、液体の中に含まれるCBDの[量]を示す表記です。

全体の量が100mlの製品でCBD濃度が10%の場合、その製品のCBD含有量は10gとなります。

含有量の場合は製品に対してCBDがどのくらいの量含まれているのかを具体的に理解することができます。

CBD濃度が同じでも全体の量が違うならCBD含有量は変化します。

前述した製品の場合、全体が100mlでCBD濃度が10%なので含有量は10gですが、全体が200mlでCBD濃度が10%なら含有量は20gになります。

濃度を基準に考えればOK

このように全体の量が増えれば濃度が同じでも含有量は増えますが、1度に摂取するCBDの量はいつもだいたい同じだと思うので、含有量で記載されている場合も濃度に変換して考えれば良いでしょう。

販売サイトなどを見ると、オイルの場合は1%.3%.5%.10%などとCBD濃度のバリエーションが豊富です。

ワックスの場合は50%などとさらに高濃度の製品も販売されています。

高濃度CBDの摂りすぎは危険?

では、高濃度のCBDの取りすぎが危険なのかということについて説明しようと思います。

何%以上のCBD濃度なら高濃度と名乗っていいかの具体的な線引きはまだありませんが、オイルの場合は5%以上のCBD濃度のものだと一般的に高濃度と呼ぶことができるでしょう。

CBD製品の中でも高濃度のものが多いワックスの場合は、90%以上のCBD濃度のものもあります。

実際に報告されたCBDによる健康被害

海外では実際にCBDによる健康被害がいくつも報告されています。

2018年にノースカロライナ州の2つの陸軍基地の医療センターで数ヶ月の間にVapeタイプのCBDを使用したことによる健康被害が60件ほど報告されています。

これらの被害を受けて陸軍が警告した健康被害には

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 見当識障害
  • 発作

などたくさんの症状があったそうです。

また、同じ地域の医療関係者も役30人がVapeでCBDを吸引した後に色々な症状を訴えて救急治療室を訪れたと発表しています。

原因はCBDではない?

日本ではまだ情報が少ないので悪いニュースもあまり聞きませんが、以前からすでにCBDの普及が進んでいる米国などではこのような健康被害の報告やCBDの害を訴える医療関係者がたくさんいるのも事実です。

しかし、これらの被害の原因は本当はCBDじゃないのではないかと言われています。

急速にCBDが流行って誰でも簡単に手に入れる状態になったことにより、CBDの中に含まれる成分や品質が不安定であったり市場全体の規制が不十分なことが実際の原因の可能性は大いにあります。

事実としてCBDの専門家や研究者は、CBD自体を摂取することによる身体への悪影響はほぼなくVape用オイルに含まれるCBD以外の成分が身体に悪影響を及ぼしたとの見解を発表しています。

CBDが直接身体に悪影響をなのではなく、CBDを摂取すると同時に摂取してしまう他の成分に注意をする必要があるということです。

高濃度のCBDの過剰摂取で身体に悪影響が出る可能性がある

CBDを摂取することが身体に悪影響を及ぼす可能性はほぼないと説明しましたが、100%悪影響がないとは言い切れないかもしれません。

実際に、CBDグミを食べ過ぎたりワックスなどの高濃度CBDを過剰に摂取すると副作用が出る場合があります。

現在確認されている副作用は

  • 吐き気
  • 頭痛
  • 血圧の低下
  • 下痢
  • 眠気

などです。

この情報を見ると、CBDはやはり危険な成分なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

CBD以外のものでも過剰に摂取すれば身体に悪影響が出ます。

「過ぎたるば及ばざるが如し」という諺があるように身体に良いものも摂取しすぎると逆効果として副作用や悪影響が身体に現れてしまいます。

CBDの過剰摂取による副作用として確認されている眠気についても、CBDを適量摂取した際には睡眠促進という身体に良い影響として挙げられる効能の1つです。

用法用量を守ればCBDはとても安全です。

CBDの最大摂取量について

副作用や悪影響の被害から身を守るために、CBDの摂取量の目安について知っておきましょう。

目安を理解しておくことで、CBDの過剰摂取を防ぐことができます。

1日の最大摂取量は1500mgまで(目安)

1日のCBD最大摂取量の目安として推奨されているのは1500mgです。

この量までだと、身体への悪影響や副作用の可能性はほとんどないといわれていて、毎日慢性的に1500mgのCBDを摂取していても問題ないとのことです。

1500mgのCBDとはかなりの量なので、逆に1日でその量を摂取する方が難しいと感じる人もたくさんいるでしょう。

CBDの有名ブランドであるPharmaHemp社のCBDオイルドロップだと、10mlに1500mgのCBDが含まれている製品が発売されています。

1日でCBDオイル1本を摂取することは難しいですし、これ1本で金額は28000円です。

金銭的にも用量的にも1日の最大摂取量を超えることはまずあり得ないので過剰に気にする必要はありません。

つまり、高濃度のCBDを過剰摂取することにより身体が副作用や悪影響を感じる可能性はありますが、過剰摂取する方が困難なため高濃度CBDも基本的には安全です。

しかし、この最大摂取量というのはあくまでも目安であり、個人の体重や身長、年齢などによって多少は前後します。

個人の許容範囲を超えない量でCBDを摂取することが大切です。

高濃度CBDに依存性はない

CBDを1日の最大摂取量以上に過剰摂取をする可能性はほとんどないと説明しましたが、CBDの依存性についてはまだ不安を持っている人もいるかもしれません。

実際にはCBDに依存性はありません。

高濃度のCBDを毎日摂取していても「CBD依存症」などの症状に陥ることはありませんので安心してください。

それどころか、CBDにはアルコールやニコチンなどの他の依存性物質の影響を緩和する効果まであります。

禁煙を試みているもののいつまでも辞められないという人はタバコの代わりにCBDを吸うようにしてみてはいかがでしょうか?

CBDを安心して使用するために

CBDを安心して使用するために最も重要なことは、安全な製品を購入することです。

CBDは身体に良い影響がたくさんある反面、高額な商品が多い印象があります。

継続的にCBDを摂取するためにできるだけ安い値段でCBDを購入したいと考えている人も多いでしょう。

しかし、値段が安いからといって無名のメーカーの怪しいCBDを購入したり自分で海外から個人輸入などをすると粗悪品をつかまされたり日本では違法なTHCが含まれたCBDを手にしてしまう危険性があります。

値段は高いかもしれませんが、有名なブランドで安心できる製品を購入することが安全にCBDを利用するためのポイントと言えるでしょう。

また、CBDを購入する際には栽培方法や成分の抽出方法がしっかりと説明されている製品を購入するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では高濃度のCBDの危険性について紹介しました。

CBDには1日の最大摂取量目安というものが推奨されていますが最大量を摂取することは簡単なことではありません。

CBD製品をたくさん使用しても1日で1500mgのCBDを摂取する可能性は低いので、高濃度のCBDでも過剰に気にする必要はありません。

普通に使用する分には身体に害がなく良い影響がたくさんのCBD、皆さんの生活を豊かにするためにも是非一度試してみてはいかがでしょうか?

 

最新情報をチェックしよう!