CBDリキッドに含まれるPGって何?有害なもの?

CBDを始めようと思っている方にとって、手軽に持ち運べて、すぐに使えるVAPEは気になる存在ではないでしょうか。

VAPEでの吸引摂取には液体状のCBDリキッドが必要ですが、そのCBDリキッドにはCBD以外にPGやVGといった成分が含まれています。

CBDの安全性についてはコラム上で繰り返しご紹介してきましたが、PGやVGは安全なのでしょうか?

本コラムではCBDリキッドに含まれる成分”PG”を基本から解説していきますので、CBDデビューの参考にしていただければと思います。

PGとは?

PG(プロピレングリコール)とは、無色無味無臭のグリコール系の有機化合物です。

保湿性、防腐性、防カビ性、不凍性 等々様々な性質を持っており、実は私たちの生活と深く関わり合いがあります。

例えば以下のものにPGは使用されています。

  • 化粧品
  • 洗浄製品
  • カラー剤
  • 洗顔料
  • 石鹸 等々
  • 香水

上記はほんの一部ですが、これだけでも汎用性が高いことがわかります。

さらに驚くべきは食品添加物としても使われているという点です。

PGの持つ防腐性、防カビ性は食べ物の保存期間も延長させることが出来るため、

常温で陳列されているコンビニのおにぎりや生めんが長期間腐らないのも添加物として含まれるPGのおかげなのです。

CBDリキッドには、CBDの他にPGやVG、フレーバーが配合されていますが、そのうちの30%~50%を溶媒として含まれるPGが占めています。

PGの安全性は?

口にも入れるものなので、安全でないと困りますよね。

一般的にPGを安全とするエビデンスは確かに存在します。

〇FDA(米国食品医薬品局)は安全性を確認し、食品添加物リストにPG掲載。
〇厚生労働省も食品衛生法第12条に基づく、使用してよいと定めた添加物リストにPGを記載

しかし一方で、

プロピレングリコール プロピレングリコールの使用量は、プロピレングリコールとして、生めん及びいかくん製品にあってはその2.0%以下、ギョウザ、シュウマイ、春巻及びワンタンの皮にあってはその1.2%以下、その 他の食品にあってはその0.60%以下でなければならない。(厚生労働省)

という摂取量についての明確な基準も存在。

その理由としてPGは分子量が小さいため体内に浸透・蓄積しやすく、他の物質の吸収力も向上させる特性からも発がん性や経皮毒を助長する懸念がある為とされています。

このことについて明確な研究結果はなく、PGの危険性については噂では聞くものの、どれもエビデンスに欠けるものばかりです。

基本的に低用量であれば人体への影響は限定的であるため、CBDリキッドに含まれる程度の量であれば、過度に心配する必要もないでしょう。

近年、紙巻タバコの代替えとして普及しているアイコスにもPGが含まれています。

健康への影響が不明だとされていますが、タールやニコチン等数えきれない有害物質を含んでいる紙巻タバコの方が、人体には何倍も有害では?と考えてしまいます。

猫にとっては有害なもの

日本の環境省が定めたペットフード安全法により、猫へのPG使用が禁止されています。

その理由は、猫がPGを摂取することにより、中毒となり溶結性貧血や合併症を引き起こす危険性があるためです。

猫にPGが含まれるものを与えてはいけません。

CBDリキッドを直接舐めることはなくても、口から吐いた煙や床や壁に付着した成分を猫が舐めてしまう危険性があるため注意が必要です。

愛するペットを守るためにも、猫を飼っている方はVAPEでの吸引は諦めてPGが含まれていないCBD製品に変えることも一つの手でしょう。

まとめ

以上が、PGについての詳細です。

まとめると以下になります。

  • PGは保湿性、抗菌性、防腐性、防カビ性など様々な性質を持っている
  • 化粧品や食品添加物としても使われている
  • PGは溶媒としてCBDリキッドに含まれている
  • 低用量のPGであれば毒性は低い
  • しかし猫には有害!注意が必要

特に猫には有害という点には注意して下さい。

CBD製品はVAPEだけでなくオイルやグミもあるため、自分に合った摂取方法を選び、快適なCBDライフを送りましょう。

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