CBDは個人輸入できる?特に注意すべき点はこれ!

  • 2021年2月7日
  • 2021年2月7日
  • ブログ
  • 481view

近年、リラックス効果があるとして注目されているCBD。

個人使用や転売の為、海外から輸入しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし大麻由来成分であるCBDの輸入には特に注意が必要です。

知らずに輸入しても届かない、または思わぬトラブルを招く可能性もあります。

本記事でCBDを輸入する際の手順や注意点をご紹介しますので、まずは知識をつけるところから始めましょう。

CBDは日本へ輸入しても問題ないの?


結論から申し上げると、輸入したCBDにTHC(テトラカンナビジオール)が含まれていなければ問題ありません。

しかし、「海外から輸入雑貨等を仕入れたことがあるから大丈夫!」なんて甘く考えている方は特に注意が必要です。

実際CBDを個人で輸入しようとすると、一般的な海外輸入とは違いとても大変です。

実は、海外からCBDを輸入しようとする場合、厚生労働省の許可と税関での検査が必要となります。

CBDの輸入手続き


厚生労働省の資料によるとCBDの輸入には以下の手続きが必要となります。

  1. CBD 製品の輸入をする際には、あらかじめ関東信越厚生局麻薬取締部に以下3つの資料を輸入の度に、メールで提出。

    ・大麻草の成熟した茎又は種子から抽出・製造された CBD 製品であることを証明する証明書

    ・輸入しようとする、CBD 製品の検査結果が記載された成分分析書

    ・CBD の原材料及び製造工程の写真

  2. 税関でCBD製品を開封してのTHC保有検査 等々

いかがでしょうか。

詳細を省いているため、実際はさらに詳しい条件があります。

また、CBDオイルを輸入する際は食品扱いとなるため、別の検査が必要です。

詳し知りたい方は、検索してみて下さい。

並べただけでも頭が痛くなりますが、この面倒な手続きをこなして初めて輸入が可能となります。

さらに上記①の資料はそれぞれ販売元から入手する必要があり、輸入のたびに提出することが義務付けされています。

もし輸入したCBDにTHCが含まれていたら?


厚生労働省の資料には以下の記述があります。

・「大麻」については輸出についても禁止されていることから、上記の検査で THC が

検出された場合等には、相手国に返送することはできません。

・輸入の際の税関若しくは厚生労働省の検査又は国内における検査で THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出された場合等には、「大麻に該当する」ものを輸入したものとして大麻取締法に基づき処罰を受ける可能性があります。

つまり、返品することもできずに押収もしくは廃棄。

さらに大麻取締法違反で検挙される可能性もあるということです。

実際に、事情聴取や勾留された方もいるようです。

なにも知らずに海外から輸入した場合でも、「知りませんでした」では済まされないというわけですね。

かなり辛辣ですが、日本では仕方のない事かもしれません。

海外と日本ではそもそも法律が違う


日本は違法薬物に特に厳しい国です。

例えばアメリカでは、大麻合法化の動きもあり、CBDでもTHC保有量が0.3%以内であれば合法とされています。

合法の為、所持使用ともに問題ないのですが、日本はそんなに甘くありません。

日本の大麻取締法では、大麻エキスで精神活性作用がなく合法とされているものはCBDのみです。

そのため精神活性作用のあるTHCが微量でも含まれている場合、日本ではただの違法薬物となります。

もし、知らずにフルスペクトラム(THC含む)のCBD製品を発注してしまったとしても、海外のCBD製造会社が「アメリカではOKだから日本でも大丈夫だろう」と考えてしまえば、上記のような刑事罰の対象となる可能性もあるのです。

CBDを個人輸入する場合は、発注者がしっかりと信用できる代理店を見つけ、管理していくことが必要となるでしょう。

個人輸入は可能だがおススメしない


上記のことを踏まえて、日本の輸入代理店から購入することをおススメします。

確かに、代理店からの購入はマージンも上乗せされ、少し割高に感じますよね。

しかし、実際個人で輸入をしてみると、手続きが大変なだけでなく、製品の質や代金を支払ったのに送ってこないなんてトラブルも珍しくないのです。

輸入代理店を利用するメリットは複数あります。

・面倒な手続きが省ける

・製品が届かない等のトラブル防止

・品質が悪い場合に返品等が可能

・在庫を持っており個人輸入より圧倒的に早く届く

日本の代理店は基本的に日本で販売できるTHCフリーのCBD製品しか扱っていない為、安心です。

まとめ

以上がCBDを個人輸入する際の手順と注意点になります。

詳細は省きましたが、やはり個人使用が目的であれば少し割高でも代理店を利用する方がメリットは多いと感じます。

ここまでをまとめると以下になります。

・THCフリーであればCBDを日本に輸入しても問題ない

・ただし、事前の申請や税関での検査等手間が多い

・万が一THCが含まれていたら検挙される可能性もある

・結局、代理店に任せる方が安全で確実

現状、CBDを取り扱う代理店はそれほど多くありません。

今後、日本での需要が増加することで、巨大企業が参入し、大量流通する時代がやってくるのでは?と期待しています。

最新情報をチェックしよう!