消化器症状は人によって異なりますが、深刻な不快感を感じることがあります。
色んな効果が期待できるCBDですが、過敏性腸症候群で悩んでいる人にもおすすめできるかもしれません。
是非、最後までご覧ください。
過敏性腸症候群(IBS)とは
過敏性腸症候群(IBS)とは、検査をしても何も異常が見つからないのに下痢や便秘などを繰り返す胃腸障害です。
IBSは、特に先進国で多く、世界の人口の15%の人がこの症状に悩まされています。
IBSの正確な原因は人によって異なりますが、ストレス、不安、疲労、睡眠不足などであるとされています。
CBDはIBSの症状に役立ちます
CBDの成分であるカンナビノイドを受け取る、カンナビノイド受容体には、CB1とCB2の2つの主要なタイプがあります。
CB1受容体は主に脳と末梢神経系に集中していますが、CB2受容体は脳と神経系だけでなく消化器系と免疫系にも存在します。
CBDはどちらのタイプのカンナビノイド受容体にも結合できる為、さまざまな病状の治療において有望な結果を示しています。
これらには、てんかんやパーキンソン病などの神経疾患も含まれます。
CBDの原料である大麻は、実際に、食欲不振、腹痛、炎症性下痢、糖尿病性胃不全麻痺など多くの胃腸疾患の治療にも使用されています。
そして、米国の研究などで、CBDがIBS の治療に効果的であるという結果が出ています。
カンナビノイドは腹痛や不安障害を軽減するのに役立ちます。
IBSにはどのようなCBDが最適か
THCとCBDを一緒に摂取する方が、どちらかを単独で摂取するよりも効果的である“即近効果”というものが存在します。
このため、フルスペクトルCBD製品は、広域スペクトルCBDまたはCBD分離物よりも症状の緩和に優れている可能性があります。
つまり、日本では難しいかもしれませんが、THCを含んでいるグミやオイルなどの直接胃腸に作用するものを摂取できれば最適だと思います。
CBDの副作用
CBDは薬より安全な代替品とされることがよくありますが、以下のような副作用が起きる人もいます。
- 眠気
- 吐き気または嘔吐
- 下痢
- 倦怠感
- 食欲不振
どんな安全な薬でも、人それぞれ合う合わないがあります。
治療としてCBDを試したい場合は、次の事項に注意してください。
CBDの成分であるカンナビノイドは肝臓と腸で吸収されます。
大量に摂取しすぎると、 レフルノミド、ロミタピド、ミポメルセン、ペキシダルチニブ、テリフルノミド、バルプロ酸などの他の薬剤と併用で使用した場合、肝臓にダメージ与える可能性があります。
これらの薬を服用している場合は、CBDを使用する前に医師とよく相談しましょう。
まとめ
CBDは病気を根本から治療するものではないということを知っておく必要があります。
CBDは治療法ではなく、症状を緩和するための応急処置にすぎません。
その為、あくまで補助的な意味で考えた方がいいかもしれません。
また、CBDがIBSの症状に役立つという証拠がまだ少ないのが現状です。
様々な研究で、腸の運動性の調節、腸の痛みの軽減、神経系のサポートに役立つ可能性があることを示唆していますが、さらに多くの研究が必要で時間もかかります。
今後は、IBSだけではなく様々な病気に対しての研究がされるでしょう。
これからの、CBDを用いた医療に注目です。