CBDやその他のファイトケミカルの種類や効果について解説


皆さんはファイトケミカルと言う言葉をご存知ですか?
ファイトケミカルは健康志向の方達の間で注目度が高まっている栄養成分の1つで、様々な効果が期待されています。
この記事を読んでいるあなたは、健康を意識している方もしくは健康のためにファイトケミカルのことを知りたいと思っている人でしょう。
今回の記事ではファイトケミカルに関する様々な情報と、ファイトケミカルの1種であるCBDの効果についてお話ししようと思います。
ファイトケミカルとCBD、このワードはこれから健康を意識して生活していく上でとても大切なポイントになってくると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ファイトケミカルについて


まずはファイトケミカルについて見ていきましょう。
ファイトケミカルとは植物が昆虫や紫外線、有害物質などの外敵から身を守るために作り出した辛味や色素、香りおよび粘り気などの成分のことを指します。
ファイトケミカルは野菜だけではなく、豆類や芋類、海藻などからも生成されます。
このファイトケミカルは自然界に数1000種類以上あると言われており、必須栄養素ではないものの摂取すれば身体には良い影響を与えることから近年注目を集めている化学成分です。
ファイトケミカルを摂取することによる効能は種類ごとに様々ですが、その多くの種類が抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは活性酸素によって傷つけられた細胞を修復する働きを促進する作用のことです。
この抗酸化作用の働きにより老化の防止や代謝の促進、脳機能の強化などの様々な効果が得られます。

代表的なファイトケミカル

数千種類あるファイトケミカルを全て説明するのは骨が折れるので、この記事では代表的なファイトケミカルである3種類の成分を紹介しようと思います。
順番に見ていきましょう。

ポリフェノール

まず1つ目はポリフェノールです。
ポリフェノールとは植物が光合成をするときに生成される物質の総称で、抗酸化作用を持ったファイトケミカルの1種です。
赤や紫といった色素や苦み成分がポリフェノールで、自然界に5000種類存在すると言われています。
ポリフェノールには、網膜のロドプシンというタンパク質に再合成を促し視力改善の効果をもたらすアントシアニンや、女性ホルモンのような働きをして更年期症状を緩和するイソフラボンなどがあります。
ブルーベリーやなす、豆類などに多くのポリフェノールが含まれています。

カロテノイド

2つ目はカロテノイドです。
カロテノイドは黄色や橙色、赤色などの天然色素の総称です。
このファイトケミカルにも抗酸化作用があり、これまでに動物や植物の中から750種類以上のカロテノイドが発見されています。
このカロテノイドにはニンジンやかぼちゃに含まれ夜間視力の向上や皮膚および粘膜の健康を維持する作用があるβカロテン、トマトやスイカに含まれる血流改善効果のあるリコピンなどがあります。

テルペン

3つめに紹介するのはテルペンです。
テルペンとはハーブや柑橘系の果実から生成される苦みや香り成分のことを指します。
テルペンには抗酸化作用に加えて免疫力の向上効果なども含まれていて、生活習慣病の予防や抗鬱などの効果が期待できます。
レモンなどから感じる独特な香りや酸味、苦みなどの刺激を生み出すリモネンや清涼剤として菓子や医薬品に使用されるメントールなどもテルペンの1種です。
リモネンを摂取するとリラックス効果や血流促進の効果を得られ、メントールを摂取すると免疫力が向上すると言われています。

CBDはファイトケミカル?

次に、CBDとファイトケミカルの関係性についてお話しします。
身体に良い影響をもたらし副作用などもないことから近年注目されているCBD、実はこのCBDもファイトケミカルなのです。
カンナビジオール(CBD)は、ヘンプに含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の1種であり、非常に珍しいファイトケミカルと言われています。
また、ヘンプにはCBD以外にもテルペンやフラボノイドなどのファイトケミカルが含まれており、それらを複合的に摂取することにより成分同士が相互に働きかけ、効果を増幅させます。
ファイトケミカルであるCBDはアメリカなどの先進国では活発に研究が進められており、アスリートの間でも積極的に取り入れられています。
大麻に対して閉鎖的な日本ではまだまだ不信感を抱く人が多いかもしれませんが、ヘンプおよびCBDの可能性は今後ますます注目されていくでしょう。

CBDの効果


ファイトケミカルの概要と、CBDがファイトケミカルの1種であることを説明したので、次はCBDの効果を紹介しようと思います。
CBDを摂取することの恩恵はとても大きく、健康を意識している人には是非とも積極的に摂取して欲しいものです。
そんなCBDの効能の中から代表的なものを3種類ピックアップして、皆さんにお届けします。

恒常性の働きを助ける

まず1つめは恒常性の働きを助ける効果です。
恒常性とは人間の身体に備わっている環境の変化に対応して身体の健康状態を一定に保とうとする働きのことで、身体の調子のバランスを整える非常に重要な機能です。
この恒常性はストレスや老化によって低下する傾向にあります。
この機能が低下すると、身体に様々な影響が現れます。
恒常性の低下の影響で食欲不振や身体の痛み、感情コントロールの乱れなどの症状を発症することもあるので、健康を維持する上でこの機能の低下を予防することは必要不可欠と言えるでしょう。
ただでさえ、昨今の日本はストレス社会と言われており仕事や人間関係の問題でストレスを溜め込んでいる人が増加しています。
恒常性を低下させる原因である、ストレスを溜め込みやすい生活をしている人たちにはCBDの摂取がとても大切です。

ストレスの緩和

CBDにはストレスを緩和する効果も確認されています。
CBDは精神および肉体に対するストレスに効果的であると言われています。
人間の体内にはストレスによる不安を減少させ、精神を安定させるセロトニンという神経伝達物質があります。
このセロトニンは、CBDを摂取するとこによって活発に働きストレスを和らげる効果を促進させます。
コロナウイルスによる自粛生活で心が沈んでいたり、仕事や育児で疲労を溜め込んでいる人、人生がうまくいかず気持ちが落ち込んでいる人などは、是非1度CBDを試してみてはいかがでしょうか?
きっと良い効果を実感できるはずですよ。

抗炎症効果・鎮痛効果

最後に紹介するCBDの効果は抗炎症効果・鎮痛効果です。
CBDを摂取すると、アトピーやニキビなどの皮膚病を防ぐ抗炎症効果および生理痛や偏頭痛の痛みを抑える鎮痛効果を感じる事もできます。
アトピーやニキビを治療するには、強い刺激のある抗菌成分が用いられる事が多い中で、CBDを使用すると身体に与える刺激を最小限に抑えながら治療をする事ができます。
鎮痛においても、CBDは目立った副作用がなく治療ができるとして注目されています。

まとめ


いかがだったでしょうか?
CBDを含むファイトケミカルは身体に良い影響を与える成分がとても多く含まれています。
健康志向の方はもちろん、身体の不調で悩んでいる人にはCBDの摂取を検討して頂きたいです。
これからますますCBDが世間に注目され、日本でも全ての人がCBDを健康補助の選択肢として選ぶ事ができる世の中になれば良いなと思います。

最新情報をチェックしよう!